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Vol.10 【ケーナインヘルスを煮るとなぜ赤くなるの?(人間用食材)】
『愛犬が食べる前に、飼い主が調理中にケーナインヘルスを食べるのはやめましょう!』
ペット業界には様々なフードを食べてみて判断材料の1つにするというショップオーナー様が多く存在します。
ケーナインヘルスの販売以降、お取扱い店舗様や飼い主様から多く聞かされた言葉が、「ケーナインヘルスを食べたら、美味しかったです??」というものでした。
多くのオーナー様が飼い主様に販売される前に、多くのショップオーナー様が食べちゃいました!
でも、食べるのはやめてくださいね。
そもそもペットフードと言うのは、人間用の食材を利用しようがしまいが、人に販売する目的で製造された食品ではなく、また人として販売できるものでもありません。
万が一なにか問題が発生したとしても、販売店様や販売元、メーカーが責任を負えるものではありませんのでお気をつけ下さいね。
<愛犬用ロシア料理“ボルシチ”?>
さて本題のケーナインヘルスは煮るとなぜ赤くなるの?ということですが、これはビートと言う野菜に含まれる色素が赤く溶け出すからなのです。
人間のお料理で使用する野菜として「Beets(ビーツ)」や「テーブルビート」と呼ばれています。
代表的なロシア料理のひとつで、野菜やお肉、お豆の煮込みスープであるボルシチを食べたことがある方はおわかりでしょうが、あの真っ赤な色もこのテーブルビートの色素がスープに溶け出しているからなのです。
※ビートだけをお湯に浸すと・・・・・
ケーナインヘルスからビートを取り出し、お湯に数分浸した後、少し指で押すようにすると、こんなに真っ赤になってしまいます。

少量しか入っていないように見えますが、ビートの色素の出具合というと、「ケーナインヘルスをはじめてご使用になられたときの多くの飼主様が驚くほど」と言っておけば間違いないと思います。
まさに、愛犬用のボルシチのようですね。
<皆さんも食べていますよ!>
植物には多くの色素を持った種類が存在しますが、それらも意味があって植物体内で生成されているものであり、ブルーベリーに含まれる色素であるアントシアニンなどの効用は皆さんご存知だと思います。
ビートの場合まだ解明しつくされていないアントシアニンと同様の赤色色素で、ベタシアニンという極めて限定された植物にのみ含まれる色素なのです。
皆さんが既に食べているかもしれないと言うのは、実はこの色素は冷菓やゼリーなど、夏向けのお菓子に広く使用されている天然色素だからなのです。
涼しい、透き通った薄紅色のゼリーをこの夏食べる人は、赤ビートの色素が入っているかもしれませんよ。
<ビートパルプ>
ペットフード販売業者なら誰でも知っているビートパルブと呼ばれる優秀な繊維源ですが、このビートパルプはこのテーブルビート由来のものではありません。日本では明治時代の北海道の産業開発計画から始まったてん菜(砂糖大根)というお砂糖の原料になる作物から、砂糖を取り出したあとの絞りかすがおもに使用されています。
このビートはシュガービートと言われています。
こちらもビートですが赤い色ではなく、食べればお口の中はたいへんな後味に襲われると聞くお芋のような色をした作物です。
日本では、砂糖というとサトウキビを思い出す方がほとんどかもしれませんが、寒冷な気候の国では、サトウキビではなくこのシュガービートから砂糖が製造されています。
従って、家畜飼料に加える優秀な繊維源としてはごく普通に加えられていました。その流れから、欧米の多くのペットフードにも使用されていることは当然と言えますね。
現在ではこのビートパルプは、化粧品や食品などへの様々な利用が研究されており、人にとっても動物にとってもさらに多肢にわたる自然の良質な原料となっていくと思います。
<繊維質>
ビートパルプはなぜ優秀なのでしょうか?繊維質と言えばセルロースやヘミセルロースという言葉を聞いたことがあると思いますが、
これらは消化されない不溶性繊維質ですね。
ビートパルプにはこの不溶性繊維質がたくさん入っていますが、それ以外にも可溶性繊維質というものもバランスよく含まれているという特徴があります。
この2つの繊維質が働き、愛犬の大腸内の環境を整えてくれているのです。
これらの繊維質は、大腸内の水分調整や、食欲の調整、便の排出などに関係しているほか、コレステロールや血糖値の抑制、腸管内の毒素排出、さらには生体内のミネラルの供給や胆汁酸、脂肪酸の排泄にも大きく関与していると言われています。
ケーナインヘルスの食材でいえば、このビート以外にも、亜麻(フラックスシード)やアルファルファ、大麦などにも可溶性・不溶性繊維が含まれています。
さて、人用の食材を使用しているということが、最も良くわかるこの食用テーブルビートですが、ケーナインヘルスの場合、さらに新鮮なものを使用しているということで、放って置くとどうなるかをご覧下さい。
(実際にケーナインヘルスより取り出したもので、製造後1年ほど経過したものです。)
●ニンジン(左が新鮮なもの)

●ビート(左が新鮮なもの)

天然の色素は、このように光・酸素などの影響で変質していきます。
当たり前のことですが、自然のままの食べ物で、新鮮なうちに加工された良質な食材は当然長く置けば置くほど色を失っていきます。
いつまで経っても色が変わらないものを食べていませんか?
あなたの愛犬に与えている新鮮な色をしたおいしそうなフードやおやつは、大丈夫ですか・・・・?
【2006/08/31 17:59】 ハーヴィー博士 |
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