Dr.Harvey's事始め Vol.9前編

Vol.9 【ビタミンやミネラルは足りているの?】

ケーナインヘルスの販売を始めた頃、国内では徐々に手作り食を与える方が
増え始めた時期だったのですが、本格的なケーナインヘルスのような
プレミックスフードは存在しませんでした。

その当時興味をもたれた飼い主様、特に手作り食を実践しようと
勉強されていた飼い主様に多かったご質問の1つは何だったと思いますか?

「ビタミンやミネラルはいったい足りているのですか?」というものでした。

<ビタミンとミネラル>
そもそもビタミンやミネラルという言葉すらなかった時代にも犬や他の一部の動物達は
人とともに暮らしていましたが、当時の飼主達は現代の皆さんのように
飼育している動物の食べ物への悩みに関しては全く無縁だったと言っても
間違ってはいないかもしれませんね。

その点、現在の飼い主様は大変な時代と言ってもよいのかもしれません。
ビタミンの存在は、1910年に鈴木梅太郎という博士が、米ヌカから
抽出し「オリザニン」と名付けた成分(ビタミンB1)を発見し、翌年ポーランドの
化学者・フンクが同様の成分を発見し、はじめてビタミン(Vitamine)という名前が生まれました。

ミネラルはといえば、さらにずっと先にリンが発見されましたが、
どちらも栄養素の不足による人の病気が、発見のきっかけと
なった経緯もある微量栄養素なのです。

<ビタミン>
ビタミンの日ってご存知ですか?12月13日です。
先にご紹介した鈴木博士が学会で発表された日がビタミンの日となっています。

ところで、体内で補酵素としてや多くの生理作用に関係している重要な栄養素が
ビタミン類ですが、人でも犬でも所要量とともに過剰に摂取すると過剰症を
引き起こす可能性のあるという許容上限摂取量があります。

人の場合では日本だと、厚生労働省の作成する「栄養所要量」、
犬の場合では皆さんご存知のAAFCOなどの犬の栄養基準となりますね。

ビタミンは、これもご存知のように脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられていますが、
人も犬も所要量と共に脂溶性ビタミンは許容上限摂取量が記されています。

ではここで質問です。

手作り食をお与えの皆さまや、サプリメントをいろいろと
利用されている皆様のうち、愛犬の食事中に加える脂溶性ビタミンの量は、
所要量つまり最低値に合わせたものですか?
それとも最高値に合わせたものですか?

最高値は過剰が心配される上限の量ですが、最低値と最高値の差はどれだけあるのでしょうか?

なんと多いものでは50倍!という程度の差があるものも・・・・。
(最低値と最高値の差が少ないものがよいと言うわけではなく、
少なければ逆に許容上限摂取量を越えやすいということにもなりますので、
何においても継続して偏った栄養素を過剰摂取させることはよくありませんね。)

「あなたの愛犬にとっての各栄養素の“最適な摂取量”というものは、はたしてどの値なのでしょうか?」

手作り食や特別な成分が偏ったサプリメントなどの使用時には、
気を付けないといけないところですね。

ビタミンは、植物や微生物は体内で作りだせますが、多くの動物達は一部のものしか、
または全く体内ではビタミンを作り出すことはできずに、
食べ物から取り入れることで要求量を満たしています。

私たちを含め多くの動物が、自分では作り出せない必須栄養素を
植物などから取り入れているということですね。
植物を育てたことのある人は多いと思います。

植物にカルシウムや窒素・リン酸・カリウムを加えたことのある人はいるかもしれませんが、
ビタミン剤を入れた事のある人はまずいないのではないでしょうか?


少し長くなりましたので続きは明日ミネラルのお話へ

【2006/08/19 18:35】 ハーヴィー博士 | TRACKBACK(-) | COMMENT(0)
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